個人所蔵(高浜町郷土資料館提供)

ぜん=「ZEN」を世界せかいにひろめた高僧こうそう

しゃく 宗演そうえん

1859年(安政6)12月18日~1919年(大正8)11月1日

臨済宗の僧。高浜村(高浜町)生まれ。10才から寺で禅の修行を積み、若くして師から悟りを得たと認められました。慶應義塾で西洋の学問を学び、セイロン(スリランカ)に留学しました。鎌倉(神奈川県)の円覚寺や建長寺の管長、臨済宗大学の学長などをつとめました。欧米へ布教に出かけて禅の教えを広めました。

・西洋とはヨーロッパ各国やアメリカをさします。
・臨済宗は禅宗の宗派のひとつで、鎌倉時代初めに、栄西によって中国から日本に伝えられました。

しらべる

  • 井上禅定『釈宗演伝』(禅文化研究所、2000年)
  • 『釈宗演』(高浜町郷土資料館、2003年)
  • 『ふくいの先人たち 近現代』これき人物シリーズ5(福井県立こども歴史文化館、2014年)
  • 『ふくいの先人たち ミニ事典』これき人物シリーズ6(福井県立こども歴史文化館、2015年)