真宗大谷派吉崎別院所蔵
親鸞の教えをやさしく説き、浄土真宗をひろめた僧
蓮如
1415年(応永22)2月25日~1499年(明応8)3月25日
浄土真宗(一向宗)の僧。本願寺第8世。京都生まれ。父から本願寺(京都市)を受け継ぎますが、比叡山延暦寺の僧侶たちに攻撃され、京都や近江(滋賀県)から追われました。1491年(文明3)、吉崎(あわら市)に移り、この地を拠点に、仮名文字を用いた手紙形式の「御文(御文章)」をとおして、親鸞(しんらん、浄土真宗の開祖)の教えを北陸一帯に広めました。のちに本願寺を再興しました。
・浄土真宗は鎌倉時代の僧、親鸞によって開かれました。その教えは、阿弥陀如来を信じる心があれば、すべての人は死後に極楽浄土に行くことができるというものです。一向宗とも呼ばれました。
- 吉崎御坊跡(あわら市)
しらべる本
- 金龍静『蓮如』歴史文化ライブラリー(吉川弘文館、1997年)
- 『蓮如のすべて』(新人物往来社、1995年)
- 『ふくいの先人たち 古代・中世』これき人物シリーズ4(福井県立こども歴史文化館、2013年)
- 『ふくいの先人たち ミニ事典』これき人物シリーズ6(福井県立こども歴史文化館、2015年)
しらべるホームページ
- https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/171985 吉崎御坊跡(文化遺産オンライン)