大谷寺所蔵

越知山おちさん白山はくさん修行しゅぎょうした白山信仰はくさんしんこう

泰澄たいちょう

682年6月11日?~767年(天平神護3)3月18日?

民間の僧。白山信仰のはじまりについて記した『泰澄和尚伝記』によると、麻生津(福井市)で生まれ、はじめ越知山(越前町)で修行に励んだとされます。のちに白山(石川県・岐阜県)に登り、神の本当の姿が仏であることを感じ取ったと伝えられています。白山信仰の開祖とされます。

・『泰澄和尚伝記』によると、泰澄は、夢のなかに現れた貴女(身分の高い女性)にいざなわれて、白山のふもとにたどり着きました。泰澄が東の清らかな泉で祈ると、再び貴女が現れて、自らが神であることと、その本当の姿が知りたければ山頂まで来るように告げました。山頂に登った泰澄は、そこで神の本当の姿が仏であることを感じ取ったと伝えられています。泰澄が最初に訪れた泉は、平泉寺白山神社(勝山市)の御手洗池(みたらしのいけ、平清水)のこととされています。

  • 白山

しらべる

  • 本郷真紹『白山信仰の源流』(法蔵館、2001年)
  • 『ものがたり かつやまの歴史』上(勝山市、2014年)
  • 『ふくいの先人たち 古代・中世』これき人物シリーズ4(福井県立こども歴史文化館、2013年)
  • 『ふくいの先人たち ミニ事典』これき人物シリーズ6(福井県立こども歴史文化館、2015年)

しらべるホームページ

みる絵本・紙芝居

  • これき人物シリーズ7紙しばい編①『泰澄ものがたり-白山を開く-』

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