福井市立郷土歴史博物館所蔵
才能ある人を取り立て、新しい政治の形をつくろうとした殿様
松平 春嶽(慶永)
1828年(文政11)9月2日~1890年(明治23)6月2日
福井藩主、幕府の政事総裁職。江戸(東京都)生まれ。名君として家臣の信望を集めました。橋本左内(はしもとさない)らすぐれた人材を登用し、熊本から横井小楠(よこいしょうなん)を招いて、藩政改革を進めました。積極的に国を開くとともに、国内一致してことにあたることを主張しました。また、政事総裁職として、一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)とともに幕政改革にもあたりました。
・政事総裁職は1862年(文久2)に幕府に設けられた職で、将軍の政務を補佐しました。
- 福井市立郷土歴史博物館(福井市)
しらべる本
- 三上一夫・舟澤茂樹編『松平春嶽のすべて』(新人物往来社、1999年)
- 三上一夫『幕末維新と松平春嶽』(吉川弘文館、2004年)
- 高木不二『横井小楠と松平春嶽』(吉川弘文館、2005年)
- 本川幹男ほか『幕末の福井藩』岩田書院ブックレット・歴史考古学系H29(岩田書院、2020年)
- 『ふくいの先人たち 幕末』これき人物シリーズ3(福井県立こども歴史文化館、2012年)