福井市立郷土歴史博物館所蔵
越国(北陸)から迎えられて即位した大王
男大迹王 (継体天皇)
450年?~531年2月7日?
大王(天皇)。奈良時代に書かれた歴史書『日本書紀』によると、父は近江国高島郡(滋賀県)の彦主人王(ひこうしおう)、母は三国の坂中井(さかない、坂井市)の振媛(ふりひめ)といわれます。即位前の約50年間を母の故郷で過ごしたといわれ、県内各地(福井市、越前市など)にさまざまな伝説が残っています。大阪府高槻市の今城塚古墳(いましろづかこふん)がその墓と考えられています。継体天皇の名前で呼ばれるようになったのは、死後200年ほどたってからです。
・7世紀半ば以前、北陸地方は越(こし)、あるいは越国(こしのくに)などと呼ばれていました。
- 足羽山(福井市)
- 薄墨桜(越前市粟田部)
しらべる本
- 白崎昭一郎『継体天皇の実像』(雄山閣、2007年)
- 『ふくいの先人たち 古代・中世』これき人物シリーズ4(福井県立こども歴史文化館、2013年)
- 『ふくいの先人たち ミニ事典』これき人物シリーズ6(福井県立こども歴史文化館、2015年)
しらべるホームページ
- https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/138814 今城塚古墳(文化遺産オンライン)